クロッキーブックの彩雲

「君は泣くふりも素敵だ 姿のいいひとよ」

熱中症物語

先日、軽度の熱中症をくらった。
なかなかない体験だったので、メモ代わりに。

【発症までの動き】

・友達と12時半に天神で待ち合わせで、家から歩いて3分のバス停で3分待ってバスが来た
・手土産を買うのに、暑さを避けて地下街を移動
・待ち合わせ場所からランチの店まで、極力地下街を歩き、地上を移動したのは5分程度
・お寿司を食べる。友達のダンナさんの仰天話に驚きすぎて味がヨソに吹っ飛ぶ(しかし非常においしいお寿司屋さんです)。お茶2杯、お吸い物1杯。
・滞在時間はおよそ1時間、そこから外を歩いて5分程度のコーヒーショップへ移動。フローズンタイプのコーヒーを注文。旨かった。
・16時に店を出て天神の真ん中に戻る。地上を歩いたのは10分、夕方でビル陰も多く、風が抜けて昼間よりかなり涼しい体感。
・友達と別れて地下街、三越VIOROと回り、買い物を済ませる。外には出ていない。約1時間。
・フローズンタイプのコーヒーをもう1杯買い、天神某所でスケッチ。外ではなく涼しい建物内でゆっくり座って作業。2時間。
・画材を買いにインキューブへ。地下街を移動。涼しい店内で色を検討するのに没頭して1時間。

そろそろ帰ろうかな、と歩き出した時に、ぼわ〜〜〜〜〜っとした立ちくらみ感を感じる。

実はその前の、スケッチ場所からインキューブに移動する時にも、同じ立ちくらみ感があった。でも実際、スケッチで長時間座った後なので、その時はよくある立ちくらみと思っていた。

30分後、みゃ様と合流して外食(もともとは家で作ろうと思っていたが、遅くなってしまったのと、ちょっとしんどかったのでパスった)。丸亀製麺釜玉においしい揚げ物をいただく。
帰宅後、相変わらずちょっとしたはずみで立ちくらみが起こり、全身に心臓のドキドキが響くというか、自分の鼓動がよく聞こえるなあ、という状態になっていた。
思えばうっすらとムカムカもするが、ちょっと揚げ物がもたれたかな…?くらいに思っていた。

が。
その後トイレにこもっていたら、顔にだけ尋常じゃないレベルで滝のような汗があふれた。体は普通なのに顔だけ。
冷や汗というやつなのか、修験者の如き姿でトイレから出てきたのを見たみゃ様が、そこで初めて「これは熱中症かも」と判断、念のため熱を計ると36度8分。微熱でもないが、低いとも言えない。
すぐに横になって、首の横、脇の下、股の間に保冷剤を挟み込む。
(この時ばかりは、日頃つい貯めこんでしまう保冷剤の存在がありがたかった…)

これだけ氷を当てまくっているのに、冷たいとは思わずただただ
「うひゃあ〜〜〜〜気持ちエエ〜〜〜〜〜」
という体感ばかり。どうやら熱中症確定。
いつかの風邪の時に1本だけ残っていたポカリをがぶ飲み。日頃はそんなに好きでもない味なのに、何杯でもグビグビ行けちゃう。
…あああ、こんなところにも明確な証が。

つい先日Twitterで、熱中症の後に亡くなってしまった人の話を読んだばかりだったので、慌ててもう一度自分の体調を思い出しなおしてみた。
・頭痛→軽くある
・めまい→立ちくらみがある
・吐き気→揚げ物由来かもしれんけど軽くある
・動悸→ある
・悪寒→ない

…悪寒はないからまだ軽症とは思うけど、いやいやいや、こうして並べてみたらストレートフラッシュくらいはいっとるやないか!!!!

おかしいなあ、極力炎天下を歩かないように気をつけてたのになあ。
と、今日1日の行動を振り返ってみた、が…

そもそも、この日までの間に問題があった。
ここまでおよそ1週間、寝るのも起きるのも非常に遅くなっていて、前日に至っては作業に没頭して、当日明け方にようやく寝たのだった。
みゃ様の出勤時間には当然起きられず、みゃ様も明け方就寝を知っていたので無理に起こさず、そのまま眠りかぶった私が目覚めたのは、待ち合わせに間に合わなくなりそうな時間だった。睡眠時間は5時間45分。いつもより短め。
ヤバい!!!と飛び起きてバスの時間を調べ、家を出るまで1時間はあると一旦安心するが、直後「そやった!早めに出て手土産を買う予定やった!!」と思い出し、結局30分程度しかないと判明。
ヒャーーとばかりに雑に身支度、そのまま飲まず食わずで炎天下に飛び出したのだった…

持って出た水はバス停や駅で多少飲んだものの、友達と会ってからはその水、飲んだっけ?
久しぶりに会う友達で、お互いもりもり話して、息つくヒマもなかったよね?
買い物も天神のあっちこっちに移動して、その買い物全部リュックにぶち込み、重いのを背負ったまま大量の画材を立ちっぱなしで見比べてたよね。

炎天下を歩いたのは、トータル30分もなく、しかも5分10分ずつ小刻み。
しかし、どんだけ涼しいところを歩こうが、座って過ごしていようが、

寝てなけりゃダメだ。

何が怖いって、風邪とかと違って「熱中症特有の体感」てのがあるわけではない、というところが怖かった。
その後の体調の異変も、どれも体感はあるのだけど、ひとつひとつは自分にとってポピュラーな感覚のせいか、ついオオゴトとは捉えずに過ごしてしまった。
これでみゃ様がいなかったらどうなっていたであろうか。おそろしや。

大汗かいたのでどうしても風呂に入りたかったが、調べるとお風呂は厳禁(体力を奪うので)、水風呂も体がびっくりするからダメ、シャワーも結局湯気がこもってよろしくない、ということで、仕方なくお湯で体を拭くにとどめた。
それでも随分さっぱりしたので、改めて保冷剤のお世話になって横になった。
やがて、股の間や脇の下の氷が冷たいと感じ始め、首の横の分だけ残して就寝。

翌日はもう、なーーーーーーんもせん!と決め込み、飲み物を飲みながらボサーっと過ごした。朝も昼も梅干し食べた。
熱中症にはカリウム豊富なジャガイモがオススメ!というので、夜はジャガイモのガレットを作った(ホマレ姉さんのレシピ!献立に迷ってはしょっちゅうこちらのお世話になっています!!これとてもおいしいです!しかもカンタン)。

www.homarecipe.com

お盆はお墓参り、ある向きはビッグサイトに集結w等、炎天下での移動行動を余儀なくされるわけだけども、まずはとにかく、皆さんちゃんと寝ましょう。食べましょう。飲みましょう。
私も大いに反省する夏となったので、とりあえずどんなにノッても夜中に作業し続けるのはヤメヨウ…ぐぐぐ