クロッキーブックの彩雲

「君は泣くふりも素敵だ 姿のいいひとよ」

耳の裏側

なが~い下りエスカレーターで、何段か先にいた人

一つ結びにして、出来たフサをクルッと結び目の中に入れこむようにしてねじる、いわゆる「くるりんぱ」スタイル(説明しにくいね)
その結び目に、深い紺色のベルベットのリボンが何重にも蝶結びになっている上品な髪飾り

高いウエスト位置でキュッと絞られ、ふわっと空気をはらむ柔らかな生地のシャツは、小柄でもバランスよく見える
ロールアップした紺のパンツのラインも絶妙で、レオパードのウェッジパンプスはほんのり秋らしい

ふと横を向いた時チラリと見えたピアスが、キャッチ側も大きめなパールになってて、抜かりない感じ

何気ない恰好なのになぜか目が留まった人の、細部にちょっとひねったところがあると、あー、なるほどね、とうっすら納得してしまう
こういうのって、細かいところのこだわりがトータルの雰囲気UPに影響してるから、目を引かれるんかもなあ…などと思ったりする

自分のバランスが分かってそうな人