クロッキーブックの彩雲

「君は泣くふりも素敵だ 姿のいいひとよ」

ぼくのカート

少し前の福岡空港、午前11時

搭乗時間まで一息つくかと、コーヒー屋に並んでふと見ると、金髪でくるっくる巻き毛の子どもが、思いっきりそんくりかえって某車キャラクターのカートを引いて歩いてきた

上下とも水色の服、両手をブンブン振り上げながら、鼓笛隊みたいに闊歩
輝くように明るい金髪の巻き毛がくるくるカールしまくっていて、顔は全く見えないが、ちかっぱ張り切っており、大好きなキャラクターのカートを1人で引いているのを自慢に思っているらしいのがよく分かる

とにかく小さくて3歳位に見えるが、実際はもうちょっと上かもしれない
カートの方が大きいくらいで、時々バランスを崩して左右に振れるカートにつられてヨロヨロ、巻き毛がくるくる
おもちゃかな?というくらいにかわいらしい

なんとなく、親御さんは…と周辺に目をやると、かなり離れたところにご両親と思しき外国人男女がいた(他には外国人が見当たらなかったので多分彼ら)
2人とも子どもの方はまるっきり気にかけていない様子で、ゆっくりのしのし空港のカーペットを踏みしめながら歩いて行く
いかにも子どもの好きにさせている風で、子どもも特段「パパー!ママー!見てーー!!」という風でもなく、とにかく今の自分の誇らしさを自分で実感!という感じ
親子の結びつき方が、日本とはまた違うなあ〜と感じた

towhead

こういう子どもの超明るい金髪、「towhead(トウヘッド)」と言うらしい
「tow」は麻くず、亜麻という意味、へぇ〜